発熱したら5人に1人、嗅覚の変化なら5人に2人

今日は、みなさまにお願いがあって筆を執りました。

「発熱したら5人に1人、嗅覚の変化なら5人に2人」という言葉をできるだけ広めてください。


「発熱したら5人に1人、嗅覚の変化なら5人に2人」とは?

私どもは、この数字が、今の日本の危機的状況を表していて、この数字が広まることが、日本が危機的状況に陥るのを止める最後のブレーキだと信じています。

この数字は、私達の PCR 検査サービスを受けた人のうち、「発熱」があると答えた人の陽性率「嗅覚の変化」があると答えた人の陽性率です。

例年、身の回りで発熱をしている人の話を聞くことがあるでしょう。今年は、発熱したうちの5人に1人くらいが新型コロナウイルス感染症の可能性があります。

危機感を持ってこの数字を広めねばと考えている理由の一つに、この計算ができるサービスがとてもとても限られているという事情があります。

最近、PCR 検査が郵送で受けられるサービスがたくさん出てきました。しかしながら、「症状があっても受け入れます」「濃厚接触者でも受け入れます」と謳っているサービスは、調べた限り私達のものしかありません。どのサービスも「無症状限定」とはっきり書かれているか、症状がある場合は他の手段を使うように書いています。

実は、症状がある人も見ようとすると、技術的な難易度がかなり上がります。また、陽性者対応も複雑になります。

しかし、私達は、もともと複数の大学の有志からはじまっており、研究者や病院院長などもいたため、「症状がある人こそ受け入れなくてどうするのか」ということになりました。症状が出た途端にお断りするサービスではなく、症状が出た人こそを受け入れようということです。

ただ、「症状がある人こそ受け入れる」ことにしましたので、結果的には、さまざまなデータが集まってくることになりました。無症状者限定では「どのような症状があるのか」を詳細に聞くわけにはいきませんが、私達は全国の様子を把握するために、様々なことを聞くことができます。

それを分析して分かったことから、これだけは持って帰って欲しいという言葉が「発熱したら5人に1人、嗅覚の変化なら5人に2人」です。

もう少し続けましょう。感染の可能性が大きくなる大きな要素は、症状があることと接触があることです。

接触の有無では「2週間以内に新型コロナウイルスの感染者・感染の可能性がある人と、マスクや手洗い、アルコール消毒等をせずに接触したことがありますか?」という聞き方をしています。つまり、いわゆる濃厚接触者よりも広い範囲です。

現在、接触したと答えた人は4%程度が陽性、症状があると答えた人は7%程度が陽性です。

症状の中でも、特に、嗅覚の変化がある人は5人に2人程度が陽性であり、発熱している人は5人に1人が陽性です。
接触がないと答えた人に限定しても、この数字はほとんど変わりません。
また、倦怠感・頭痛・悪寒・結膜炎(目の痒み・痛み・赤み)があると答えた方は7, 8人に1人が陽性で、比較的特徴的に思われます。


最後に、統計的な側面が気になる方のために、少し専門的になりますが、接触がない方に限定したデータで、各症状のオッズ比を並べておきます。

無接触限定オッズ比
発熱20.6
6.6
頭痛15.0
11.1
息苦しさ6.6
悪寒11.5
倦怠感17.7
筋肉痛10.7
結膜炎(眼の痒み・痛み・赤み)12.7
咽頭痛4.9
味覚の変化16.5
嗅覚の変化55.1
症状全般12.9


オッズ比とは、ある疾患のかかりやすさを2グループの間で比較する統計的な尺度です。オッズ比が1であるとき疾患にかかる割合/かかっているは同じことを示します。

例えば、発熱のオッズ比が20.6であるということは、発熱がみられる人がみられない人に比べて20.6倍も罹患している確率が高いことを意味します。

詳しくは医療関係者に聞いてみてください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です